あわただしく帰阪

所用のため、10時過ぎに新幹線に乗り、大阪へ向かう。
新幹線に乗るときは、いつもグリーン車に乗ることにしている。
ひかり限定になるが、エクスプレス予約を利用すると、東京−新大阪間が1万4千円だ。
グリーン車は盆や年末年始の繁忙期にならない限り、いつも空いていて、静かで快適だ。
まず、隣に誰かが座ってくることはない。仕事をするのも集中できる。ぐっすりと居眠りもできる。
静岡から名古屋までは結構な雨が降っていたが、新大阪は雨が上がっていた。
わずか3時間程の滞在で、用事を済ませ、6時前にはまた新大阪に戻ってきた。
また、グリーン車に乗り、東京に戻る。ウイスキーの水割りを飲み終える前に寝てしまう。
特に大きな仕事をしたわけではないのに、移動はなぜか眠気を誘う。
起きたときはまだ、名古屋の手前だった。名古屋からうるさい客が乗ってきた。
名古屋の人はグリーン車でも騒がしい人が多いように思う。あくまで個人的な経験だけど。
雨が窓を叩く音も激しく、眠気はすっかり覚め、またウイスキーの水割りを飲む。
本を読んでいると、いつのまにか新横浜で、騒がしかった名古屋の人達はいつの間にか姿を消していた。
東京に到着すると、雨は小降りで、今日は傘を利用することはなかった。
ほとんどの時間を移動に費やし、たいしたこともしていないのに、東京に戻るとどっと疲れを感じた。