九段の桜

満開のうちに桜を見ておこうと思うが、人が多すぎてそんな気になれずにいた。
それでも自宅の窓から千鳥が淵の桜を眺めていると、近くで見たくなった。
玄関の廊下には舞い散る桜の花びら。歩いて靖国通りに出たが、その時点で後悔。
何でこんなに人がいるのだ?桜くらい地元で見れるやろ。うんざりとして中止。
喧騒の中で桜を愛でる気にはなれない。東京の人は大阪に比べると花見で騒ぎすぎだと思う。
せっかくだから何か買おうと、靖国神社の屋台を覗いてみた。
夜店の屋台といえばとうもろこしだ。探してみたがなかなか見つからない。
ようやく1軒だけ売っている店を見つけたが、冷めていて不味そうだった。
東京では焼きとうもろこしは人気が無いのかなと、首をかしげた。
何も買わず、酔っ払いの集団を横目に見て、家に戻った。
桜が咲いている期間は、出かけるのが億劫だ。桜は咲いていて欲しいが、この人出は勘弁だ。