アキハバラ

作者:今野敏|中公文庫
秋田から大学入学のために上京した史郎は、憧れの街アキハバラに向かった。
だが、最初の店で、おどおどした動作から、万引きと間違われてしまう。
逃げ出したが、地上げにやってきたヤクザと鉢合わせとなり、ヤクザと店員と追われることになる。
パニックに陥った史郎は、量販店に逃げ込むが、そこではロシアマフィアが強盗計画を立てていた。
アキハバラを舞台に爆破予告、銃撃戦が発生し、史郎はさらに混乱に巻き込まれる。
些細なことをきっかけに大事となるパニック小説。
オタク店員、ヤクザ、ロシアンマフィア、モサドキャンペーンガールなど様々な人が入り乱れる。
中身は薄っぺらで、そんなに面白くなかった。キオスクで扱っている読み捨ての本という印象。
でも、この作家は多作で他に面白そうな小説もありそうだ。見限るのは先送りにしたい。

アキハバラ (中公文庫)

アキハバラ (中公文庫)