この仕事、いつまで続けられるかな?

WEBデザインの仕事をスタートしてから、12年になった。
最初は広報の仕事の合間に、メモ帳にHTMLを書くことから始まった。
Photoshopの動作の重さに悪態をつきながら、独学だったが、面白くて、いつの間にか本業になった。
マネジメントも放り出し、WEBデザインの作成に専念した。
スキルはそれなりに上がったが、おかげで、東京に転勤となってしまった。
会社のWEBページをほとんど1人で作り続け、長時間労働のため、眼の血管が破れ、原因不明の吐き気に悩まされた。
それでも、仕事は楽しくて仕方がなかった。このままデザインの仕事で行くかと思えば、そうはならなかった。
ある程度形になると、新規事業の立ち上げのために、新しい仕事に移ることになった。
何だか途中で投げ出すようで不本意だったが、ECサイトFlashの映像コンテンツを作ったりして、楽しく過ごした。
で、今はまた元のWEBデザインの仕事に復帰して、日々サイトのデザインを作り続けている。
でも、いつまでこの仕事を続けることができるのか、ふと不安になってしまうことがある。
経営者サイドから見れば、自分の人件費を、同じくらいのスキルを持つ安い単価の若手に振りたいと思うだろう。
いつの間にか周りには、中途採用の即戦力の人たちがポツポツと増えてきている。
部長からは、「彼らに今のサイトのデザインのポイントを教えてやってくれ」と言われている。
また、ネクタイをする仕事に戻るのは嫌だ。でも冷静に周りを見れば、判断しないといけない時期かなと思う。