ビール瓶

読売巨人軍が優勝を決め、ビールかけをしている様子をテレビで見た。
優勝が決まる試合でも日テレは放送しようとしなかった。巨人は嫌いだが、日テレはもっと嫌いだ。
別に見る番組もないから、どうでもいいけど、視聴率が下がったことによる手のひらの返し方が気に入らない。
ビールかけについて、文句を言う人もいるが、それは報道するマスコミに言うべきだ。
彼らは優勝の喜びを、あの形で表現したいのだ。(でも、もしテレビカメラが入らなくてもやるかな?)
奇声を上げながら、ビールをかけあっていたが、嫌いなチームの選手でも喜んでいる姿を見るのは良いものだ。
当然、ビール瓶で殴りかかる選手は1人もいなかった。(当たり前だ。)
ビール瓶で人を殴るということは、非常識を通り越して、ありえない行為なのだ。
時津風親方が弟子をビール瓶で殴り、死に至らしめた事件が、大きく取り上げられている。
親方本人は「小突いただけ」と言っているようだが、ビール瓶で小突いただけで、人が死ぬだろうか?
映画やドリフのコントではないのだから、ビール瓶で人を殴れば、どんなことになるのか想像もできないようでは人として失格だ。
若者を鍛えるという意味での「しごき」は認められても、ビール瓶や金属バットで殴打することは極めて悪質な暴力行為だ。
相撲部屋になぜ金属バットがという疑問もある。息抜きの草野球で使うのかもしれないが、リンチに利用してはダメだろう。
報じられているような「かわいがり」という風潮が蔓延しているのなら、大相撲ももう終わりだ。
事件の影響で、入門辞退も発生しているようだし、上位は外国人力士が大半を占めており、取組みに魅力も無い。
後に、大相撲凋落にトドメを刺したビール瓶の一撃、と語られることになるのだろうな。