彼女はたぶん魔法を使う
作者:樋口有介|創元推理文庫
警察を辞め、フリーライターとなった柚木草平の活躍を描くシリーズの1作目。
柚木は、妹を交通事故で失った香絵から、死因を改めて調査の依頼を受ける。
一見、普通の轢き逃げ事件だったが、肝心の車が発見できないので、柚木は調査を始める。
妹の交友関係を洗ううちに、怪しい男を発見するが、何者かに殺害されてしまう。
妹の友人と事件を調べているうちに、姉の行動にに不審な点を発見する。
テンポの良いストーリー展開と、気取った会話は漫画を読んでいるようで、一気に読める。
「夢の終わりとその続き」が面白かったので、この1作目を読んだが、あまり面白くなかった。
ただ、あくまで「夢の終わりとその続き」と比較してなので、悪くはない。
でも、美女との絡みと軽妙な会話だけでは、辛い。もう1作くらいは読もうと思うけど。
- 作者: 樋口有介
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/07/22
- メディア: 文庫
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