台風報道

首都圏に台風が近づいている。交通機関が止まるかもしれないので、早めの帰宅指示が出た。
7時を過ぎると、事務所にはほとんど人がいなくなり、自分も8時前に仕事を切り上げた。
一時的に雨が上がっていたので、タクシーには乗らず、自転車で帰る事にした。
時々、激しい雨と風に見舞われたが、あまり濡れずに帰宅。
近くの飲食店も閉まっている店が多かった。
テレビをつけると、台風の報道をしていた。レポーターがヘルメットに雨合羽という格好。
雨風に顔をしかめながら、必死で状況を説明している。何もそこまでしなくてもと思う。
だが、あの画の中に人がいないと、雨、風の強さが伝わらないのも事実だ。
多くのテレビ局は新人アナウンサーの度胸試しの場だと聞く。確かに緊張している場合でもないし。
滑稽な姿だが、見る側にも、報道する側にも、少しは役立っているということだな。
昔、友人が四国のどこかで、しどろもどろで台風報道をしているのを見て、めちゃくちゃ笑ったことがある。
その映像は、友人の結婚披露宴でも流され、失笑を買った。
でも、本人は命の危機を感じる中の報道経験は貴重だったと今でも主張している。
まあ、見ている以上に大変な仕事なのだろうな。