ディープ・ブルー

作者:吉村達也集英社文庫
ラジオで人生相談のコーナーを受け持つ大塚綾子には、うつ病の兄がいた。
兄は妻に先立たれ、人生の終わりを感じた今の状況を「ディープ・ブルー」と表現した。
そんな中、女性が殺害され、顔を青いペンキで塗られる事件が連続で発生する。
死体のそばには「ディープブルー」という言葉があり、綾子は兄を疑う。
やがて綾子の番組収録中に、「私が殺した」という電話がかかってくる。
その電話は意外な場所からかけられており、局内は騒然となる。
犯人として指摘される人物は二転三転してスリリングだが、そんなに面白くなかった。
移動の途中の暇つぶしにはちょうどよかったけど。