全国学力テスト 

ゆとり教育による学力低下が指摘される中、43年ぶりに全国学力テストが実施された。
教育現場で疑問の声をあげている人もいるが、自分はこういった統計を取るのはいいことだと思う。
学力が現状どうなっているのか把握することは重要だし、低下しているのなら手を打たなければならない。
試験の結果で子供に優劣をつけることに不満を持つ人がいるようだが、それは悪しき平等主義に過ぎない。
競争はいつの時代・世代でも存在する。学校内でそれを否定することは、問題を先送りにしているだけだ。
受験戦争という言葉には強烈な違和感を覚える。戦争と競争は違う。戦うことと競うことはスタンスが異なる。
競うことで自分のことを客観的に測ることができる。これは生きていくなかで、挫折を学ぶ意味でも重要なことだ。
ゆとり教育そのものは否定しない。人を教えるのには様々なアプローチや方法があるだろう。
ただ、社会生活を営む前準備として、競争を排除した教育は全く意味も無く、子供に対して無責任だと思う。
多様な生き方ができる社会ならそれでもいいのだろうが、そんな日本は今まで存在したことはない。