ギャングスター・レッスン

作者:垣根涼介|徳間文庫
渋谷でチーマーのボスだったアキは、チーム解散後、海外を放浪する。
帰国後、アキの選んだ進路は、犯罪のプロフェッショナルだった。
柿沢と桃井という二人の男に従い、車や銃の扱い方を伝授される。
暴力団の事務所に乗り込み、金を巻き上げる予行演習をし、いよいよヤマに取り掛かる。
狙いは、離島のホテルで行われるヤクザの襲名式で集められた金。
強奪は上手くいくが、アキの単純なミスで3人は追い詰められる。
単純なストーリーだが、テンポはよく、軽くて面白かった。
特に柿沢と桃井という対照的なキャラクターを配したのがよかったと思う。
本作には前編となる「ヒートアイランド」があるので、今度読んでみよう。
この人の作品は「ワイルド・ソウル」がかなり面白かったのを思い出した。

ギャングスター・レッスン (徳間文庫)

ギャングスター・レッスン (徳間文庫)