楽天に出店 その2

楽天に出店して、1ヶ月間は売り上げはゼロだった。
自分は3ヶ月目までは、ほとんど売れないだろうと考えていた。
オンラインショップでは、とにかく安い品を多種に渡って扱う量販店タイプと、
「どこでこんなものを売っているのだろう」という間口の狭い専門店タイプに大別できると思う。
薄利多売を狙うのなら、とにかく商品ページをたくさん作り、安さを強調するべきだ。
ここでしか買えないという商品を扱うのなら、商品ページを丁寧に作るべきだ。
自分達は専門店タイプなので、商品ページを詳しく、綺麗に作ることにした。
でも、商品のページを作っただけでは、見つけてもらうことが難しいので、当然売れない。
で、商品の陳列が終わった後には、「プレゼント企画」を実施した。
何をプレゼントにするか迷うところだが、たいしたものでなくても応募はあった。
1週間で1000件を超えた。で、応募者にメルマガを送る。これを繰り返すと、ページビューは伸びる。
ただ、応募者のデータを見ると、明らかに個人が複数のアカウントで応募していた。
少し調べてみると、懸賞応募を自動で行うツールが存在していて、不自然な申込が8割以上だった。
見せ掛けだけの応募者増加だが、いろんなことを考え、行動する人がいるのがわかって、面白い。
プレゼント実施→応募者にメルマガ送付→何となく店舗の来店者が増える。
でも、売り上げが増加するわけでもない。店長の部屋の中には、すでに存在しない店舗がいっぱい。
商品ページ作成のシステムには不満がいっぱいあるが、それ以外のシステムは遊び道具として、かなり優秀なものだ。