サウンドトラック(上・下)

作者:古川日出男集英社文庫
海難事故に遭い、南海の孤島で2年間のサバイバル生活を送ったトウタとヒツジコ。
野生のヤギを駆除するために上陸した東京都の職員に保護される。
二人は小笠原の父島で里親とめぐり合い、平和な小学校生活を送る。
だが、トウタは音楽を理解できず、ヒツジコは感情を表さない。
その後、二人は別々にヒートアイランド化した東京に出て行く。
一方、神楽坂に住むアラブ人のレニは、カラスを殺した「傾斜人」に復讐を挑んでいた。
外国人排訴運動が高まる東京で、トウタはレニと出会い、戦争を始める。
ヒツジコは西荻窪の女子高で、ダンスで周りを魅了し、西荻窪自治警察と対決する。
独特の世界観があり、不思議な言語感覚とスピード感は独特で飽きない。、
でも、肝心のストーリーはあまり面白くなかった。

サウンドトラック 上 (集英社文庫)

サウンドトラック 上 (集英社文庫)