ベースとギター1

学生時代にバンドをやっていた。
楽器を始めたのはギターだけど、ベース担当になった。
高校の同級生で親友だった奴が、自分よりギターが上手かったからだ。
自分は現役で大学に行ったが、彼は浪人したため、バンド活動は遅れた。
大学で知り合った連中と、バンドを組み、それなりに楽しい時間を送ることができた。
彼が大学に合格し、真面目にバンド活動を始めた。まずはメンバー探し。
ボーカルは男女のツインという構想が自分にはあった。
で、自分の知っている中で、一番上手い奴らに声をかけた。
ドラムは、なかなか見つからなかったし、最後まで流動的だった。
メンバーがそろったところで、練習をして、ライブという繰り返しの大学生活。
純粋に楽しかった。月に2回はオールナイトでスタジオ入りで、徹夜で練習。
月一のライブの後は、安い居酒屋で打ち上げして、朝方まで、盛り上がった。
いつまでも続けたかったが、社会人になっても続ける気にはなれなかった。
他のメンバーは自分と違い、音楽活動を続けたがった。
自分が社会人になってからも、練習はしたが、ライブは無いままに、自然消滅。
(明日に続く)