別れの言葉

プロジェクト終了の打ち上げがあった。今回でお別れの人も何人かいた。
仕事を続けていると、出会いと別れの繰り返しで、節目の宴会は面倒だ。
宴会の締めで、今回でお別れのメンバー達の湿っぽい挨拶が続く。
それを受けて、挨拶を求められ、「あー、どうも、お疲れ様でした」
とそっけない言葉だけを発した。「えっ、それだけですか?」
と途端に場が白けたものになった。
プロジェクトリーダーが、その後涙ながらの挨拶をして、場の雰囲気が戻った。
酒が入ったときの言葉って、薄っぺらか、感情の暴走したものになるな。
「チン毛」とか「オナニー」とか場にそぐわない言葉や話題を振りまこうと考えている自分は明らかにヘンだ。
伝えたい感謝は個々に、素面の時に告げたつもりだ。だから公的な宴会は嫌いだ。