ベルカ、吠えないのか?
作者:古川日出男|文藝春秋
犬達が駆け抜けた現代世界史。独特の文体と繰り返される言葉。
第二次大戦のキスカ島で日本軍に置き去りにされた4頭の軍用犬の話から始まる。
アメリカ軍に鹵獲された犬達はその後、バラバラとなり、世界各地に子孫を残す。
アラスカで犬ぞりのリーダーになり、アメリカの北部で野犬の群れを率い、
朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争に駆り出される子孫達。
行き着くところは90年代のロシア。日本の少女と共にマフィアと戦う犬。
スケールの大きな話だったが、自分はあまりのめりこめなかった。
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/04/22
- メディア: 単行本
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