虹を操る少年

作者:東野圭吾講談社文庫
幼いころから色彩認識能力に優れた光瑠は、年を経るに従い、天才的な能力を発揮し始める。
高校生になると「光楽」という、光を自由に操る芸術で、子供達を魅了するようになる。
光瑠のコンサートの間隔が開くと、禁断症状に似た渇望に襲われる子供達。
大人たちは、光瑠の光楽を一種の麻薬だと決め付け、遠ざけようとする。
一方で光瑠に接することで、新たな能力を得る少年・少女が現れ始めた。
光楽をこれ以上、広がらせないために、光瑠を狙う組織。
光瑠を守るために終結した少年達と、大人との戦いが始まる。
この作家には珍しいタイプの作品で、SFのジャンルになるかな。
読んでいるうちは面白かったが、出来の悪い手塚治虫のマンガを読んだような印象だ。