扉は閉ざされたまま

作者:石持浅海祥伝社
06年度「このミステリーがすごい」の第2位作品。
冒頭、犯人が殺人を冒し、密室を作るところから始まる。
成城の豪華なペンションに大学時代の仲間が同窓会を開くために集まる。
伏見は後輩の新山を殺害し、そのまま仲間達と宴会で盛り上がる。
仲間達は新山が疲れて寝ているものだと思い込んでいる。
ただ、参加者の優佳だけは、疑問を抱いていた。
閉ざされたままの密室の中を推理する優佳と伏見の会話劇。
オビに「古畑任三郎」と書かれていて、確かにそんな雰囲気だった。
でも、自分はあまり面白いと思わなかった。