北方水滸伝完結!

いつもなら「本」のカテゴリーに書くことだが、この作品には思い入れが強い。
それに今日、最終巻の19巻を読み終えたが、じっくり読んだわけではない。
第1巻を手にしたのは今から5年前。阪神は野村監督時代のどん底だった。
自分の仕事は、広告とWEBのデザインとの過渡期で、大阪で燻っていた。
私生活でも面白くない日常だった。でもこの本と出合ったことで少し癒された。
今までに無い水滸伝で、新刊が出るのをいつも楽しみにしていた。
その間に引越は2回して、東京に出てきたけど、本棚の本は入れ替わっても、
水滸伝だけはいつも取り出しやすいところにあった。
過剰なまでの男の死に様を綴ったストーリーは新しい水滸伝で、熱かった。
仕事をするようになってから、こんなに読み返した本は無い。
何だか楽しみが一つなくなってしまったような喪失感がある。