走らなあかん、夜明けまで

作者:大沢在昌講談社文庫
東京から出張で出てきたサラリーマンが、大事なカバンを持ち逃げされる。
福島の駅からなんばまで犯人を追いかけるが、見失ってしまう。
その直後、ゲームセンターで出会ったホステスとカバンを探しはじめる。
だが、カバンはヤクザ同士の取引に使われていたものと酷似していた。
大事なカバンを取り返すために、いつのまにかヤクザの抗争に巻き込まれる。
夜のミナミでチンピラにぶちのめされるサラリーマン。
何故か、おそろしく喧嘩の強い在日が助っ人につき、反撃を開始。
ミナミ、藤井寺、新世界、十三、天王寺、住ノ江、キタと、
大阪の街を一夜で駆け抜ける活劇で、大阪出身の自分としてはとても面白かった。

走らなあかん、夜明けまで (講談社文庫)

走らなあかん、夜明けまで (講談社文庫)