あい

作者:高田郁|ハルキ文庫
文庫本裏書
上総の貧しい農村に生まれたあいは、糸紡ぎの上手な愛らしい少女だった。
十八歳になったあいは、運命の糸に導かれるようにして、ひとりの男と結ばれる。
男の名は、関寛斎
苦労の末に医師となった寛斎は、戊辰戦争で多くの命を救い、栄達を約束される。
しかし、彼は立身出世には目もくれず、患者の為に医療の堤となって生きたいと願う。
あいはそんな夫を誰よりもよく理解し、寄り添い、支え抜く。
やがて二人は一大決心のもと北海道開拓の道へと踏み出すが…。
幕末から明治へと激動の時代を生きた夫婦の生涯を通じて、愛すること、生きることの意味を問う感動の物語。


一組の夫婦を描いた大河ドラマ。そんなに悪くない。

あい―永遠に在り (時代小説文庫)

あい―永遠に在り (時代小説文庫)