でーれーガールズ

作者:原田マハ祥伝社文庫
文庫本裏書
1980年、岡山。
佐々岡鮎子は東京から引っ越してきたばかり。
無理に「でーれー(すごい)」と方言を連発して同じクラスの武美に馬鹿にされていた。
ところが、恋人との恋愛を自ら描いた漫画を偶然、武美に読まれたことから、二人は急速に仲良しに。
漫画に夢中になる武美に鮎子はどうしても言えないことがあって・・・。
大切な友だちに会いたくなる、感涙の青春。


人気漫画家となった鮎子は、母校の100周年の講演会のスピーカーとして招かれる。
そこで再開した武美や仲の良かった同級生たち。
講演会の前に旧交を確かめる。


80年代の田舎の女子高生のノスタルジックな描写がいい。


だが、結末に武美に異変が起きるが、これはいらなかったのではと思う。
この作家にしてはそんなに面白くない。