所轄魂

作者:笹本稜平|徳間文庫
文庫本裏書
女性の絞殺死体が公園で発見された。
特別捜査本部が設置され、所轄の城東薯・強行犯係長の葛木邦彦の上役にあたる管理官として着任したのは、なんと息子でキャリア警官の俊史だった。
本庁捜査一課から出張ってきたベテランの山岡は、葛木父子をあからさまに見下し、捜査陣は本庁組と所轄組の二つに割れる。
そんな中、第二の絞殺死体が発見された。
今度も被害者は若い女性だった。


東京の江東地区で起きる連続殺人事件。
警察の部署内の軋轢と、ミステリがうまく融合している。
面白い作品だった。


所轄魂 (徳間文庫)

所轄魂 (徳間文庫)