ぼくたちの家族

作者:早見和真幻冬舎文庫
東京の郊外に住む若菜家。
夫は広告代理店から独立し、環境にまつわる仕事をしている。
長男は大手の電機メーカーに勤務。次男は大学生。
妻は夫を助けるために、近所で働いていたが、現在は専業主婦。
ところが、妻の玲子に脳のがんが見つかる。
ボケたような発言と行動をする妻に、うろたえる夫と二人の息子。
やがて、母を助けるために、父と息子二人は結束する。


父、母、長男、次男とそれぞれの視点から描かれる家族再生の話。
解説に作者の自己体験が投影されているとあった。
なので、リアル。
面白かった。映画化決定らしいが、このストーリーなら脚本は楽だな。


ぼくたちの家族 (幻冬舎文庫)

ぼくたちの家族 (幻冬舎文庫)