極北ラプソディ

作者:海堂尊朝日文庫
財政破たんした北海道の極北市。
市民病院に新院長の世良が赴任する。
入院は断り、在来診察だけを受け入れる。
徹底的に規模を縮小する世良は、唯一の外科医の今中を隣の雪見市に派遣する。
今中は、将軍(ジェネラル)と呼ばれる速水のチームに入り、救急ヘリのスタッフを体験する。


財政破たんした自治体の医療を生々しく描いた作品。
医者の視点から、患者のわがままさを見ると、医師は大変だなと思う。


一方で、世良と速水は自治体に対して喧嘩ができる実力者。
中央官僚と協力し、現状を打破しようとするが、こちらはフィクションのような感じ。


極北ラプソディ (朝日文庫)

極北ラプソディ (朝日文庫)