春を背負って

作者:笹本稜平|文春文庫
技術者として挫折を覚えた長嶺亨は、父の山小屋の経営を引き継ぐことになった。
亡き父の後輩で、ホームレスのゴロさんが転がり込んでくる。
二人で山小屋を切り盛りしていると、自殺志願の女性も仲間に加わる。
亨の山小屋にまつわる連作集で、面白いのだが、この作者にしてはイマイチ。
これが映画になるみたいだが、もっと面白い作品があるから、そっちが先だろう。
悪くはないのだけど、ハズレのない作家にしては地味な作品。



春を背負って (文春文庫)

春を背負って (文春文庫)