早雲の軍配者(上・下)

作者:富樫倫太郎|中公文庫
北条早雲に才能を見出された少年・風間小太郎は、早雲から教育を受ける。
北条家の将来を担う能力を感じた早雲は、小太郎を足利学校に送り込む。
道中、駿河山本勘助一行と出会うが、泥棒村に入り込み、危機に陥る。
勘助の下男の機転で、村を何とか脱出し、足利学校に入学する。
そこには北条家の宿敵・扇谷上杉家重臣の息子の冬之助がいた。
3人は互いに認め合い、兵法・占術・医学・観天望気を学ぶ。
やがて3人はそれぞれの道を歩き始め、小太郎は北条家に戻る。
北条家には専任の軍配者がおり、小太郎につらくあたる。
早雲の後を継いだ氏綱は、扇谷上杉の武蔵の国に攻め入る。
そこに立ちはだかったのは冬之助だった。


さわやかな印象の歴史小説で、ストーリーも面白かった。
シリーズもののようなので、続編も読んでみよう。


早雲の軍配者(上) (中公文庫)

早雲の軍配者(上) (中公文庫)