劣化刑事

作者:戸梶圭太|徳間文庫
過去に警察に誤認逮捕され、引きこもりになった赤石。
尿道結石の痛みに耐えかね、病院に向かうが、殺人事件を目撃する。
一見、キャバ嬢のような女性が、変質者に滅多刺しにされていた。。
赤石は冷酷な変質者に恐れをなし、逃げ出した。
ところが、そのシーンを監視カメラがとらえていた。
変質者は捕まったが、目撃者の赤石から警察は裏付けを取ろうとした。
女性署長の本宮は、精神を病んでいる稗田刑事に説得を命じる。
稗田は赤石に同情し、誤認逮捕した刑事を赤石に謝罪させようとする。



ダメな人間をとことんまで、落とす表現手法は健在だ。
でも、この人の作品は、最近、ストーリーが面白くない。
これは小説として致命的な欠点なのだが、文章がブラックで面白いので読んでしまう。


劣化刑事 (徳間文庫)

劣化刑事 (徳間文庫)