眠りの牢獄

作者：浦賀和宏｜講談社文庫
階段から転落し、5年間意識を失ったままの亜矢子。
恋人の浦賀はその後、ミステリ作家としてデビューした。
亜矢子の兄も医療系のルポライターとして活躍していた。
転落事故があったときに、現場にいた浦賀、北澤、吉野は亜矢子の兄に呼び出される。
亜矢子を突き落した犯人がいるとのことで、3人は地下室に監禁される。
犯行を告白するまで、閉じ込めると宣言した亜矢子の兄だが、ジョギング中に殺されてしまう。
また、北澤は自分が殺害したと遺書を残し、地下室で首をつってしまう。

一方で、冴子というヒキニートが、沙羅子という女性から交換殺人の計画を持ち掛けられる。
冴子が殺害をしたのは、亜矢子の兄だった。

謎めいた雰囲気に満ちたミステリだが、ストーリーがちょっと短い。
なので、展開が予想できるのは少し残念。

眠りの牢獄 (講談社文庫)