ゆび

作者:柴田よしき|祥伝社文庫
文庫本裏書
エレベータのRボタンを押し惑う飛降り自殺志願者。
混み合うデパートの非常ベルを見つめる主婦。
彼らの目前に、突然、”指”が現れた、まるでためらう気持ちにふんぎりをつけさせられるかのように。
そして、指はボタンを押す。
東京各地に指が出現する事件が続発。
幻なのかトリックなのか?
やがて指は大量殺人を目論みだした。
不条理な恐怖があなたを襲う。


指が突然現れ、パニックに陥れるストーリー。
突然空中に現れる指に気付いた新聞記者、刑事、失業者の3人。
彼らは指を捕獲することに成功するが、その指の指紋はすでに死刑になった犯罪者のものと一致した。
伝奇的なパニックストーリーで、そこそこ面白かった。
それにしても、裏書の文章はへたくそだな。

ゆび (ノン・ポシェット)

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