ギフト

作者:日明恩双葉文庫
警察を辞めた須賀原は、レンタルビデオ屋でバイトをしながら生活をしている。
ある日、ホラー映画のパッケージを見ながら泣いている中学生を見つける。
須賀原はその少年に興味を持ち、観察をはじめる。
すると、彼が死者を見ることが出来る体質であることを目の当たりにする。
少年と須賀原は、亡くなった後も何か伝えたい死者と交流し、過去の事件に踏み入っていく。
交通事故で亡くなった老婆、虐待で死んだ犬。父から性的暴行を受けていた少女。
どうしようもない理由で死んだ女、そして須賀原が警察を辞める原因となった少年。
死者とやり取りをするという難しい条件で、話が進むが面白かった。
ただ、この作家にしては暗めの内容で、あまりすっきりしない。


ギフト (双葉文庫)

ギフト (双葉文庫)