古着屋総兵衛影始末 一 死闘

作者:佐伯泰英新潮文庫
徳川家康が江戸入りした時に、夜盗をしていた鳶沢は家康に命じられ、江戸の治安を保持する。
その後、鳶沢家は古着屋の元締めとなり、何かあった時に、幕府を助ける役目を申しつけられる。
初代の鳶沢から、元禄時代は6代目となっており、いくつか隠密の仕事をこなしていた。
6代目の総兵衛は古着屋の仕事も手堅く、武芸の稽古も怠っていない。
ところが、鳶沢家の使用人が次々に殺害される事件が発生する。
鳶沢は影を使い、幕府の首脳に黒幕がいることを突き止める。


時代小説の人気作家の作品だが、自分は読むのは初めてだ。
文字が大きいのは、老人にも配慮しているからだろうか。
先入観を排除して読んだが、面白かった。でも、すぐに次作を読まなきゃというほどではない。
いずれ、次の作品も読もう。水滸伝に影響を受けた作品という作者のあとがきには惹かれた。


死闘 古着屋総兵衛影始末 第一巻 (新潮文庫)

死闘 古着屋総兵衛影始末 第一巻 (新潮文庫)