2011-07-13 怪談実話FKB 饗宴 本 竹書房文庫 複数の怪談作家によるアンソロジーだが、アルファベット3文字のネーミングは安易だ。 F(不思議で)K(怖くて)B(不気味な)の略。 書き手はホラー作家で、それなりのクオリティはあるが、時間つぶしにしかならない。 黒史郎と牧野修、黒木あるじの怪談はオリジナリティを感じた。 でも、他の作家の怪談は、2ちゃんねるの洒落怖のレベルにも及ばなかった。 巻末の平山夢明と福澤徹三だけは、安定した内容だった。 怪談は雰囲気と流れが大事な要素だと思う。 そういう意味では、アンソロジーは古典でなければ難しい。FKB話 怪談実話 饗宴 (竹書房恐怖文庫)作者: 平山夢明,真藤順丈,宍戸レイ,朱野帰子,小松エメル,小鶴,神薫,かでなれおん,福澤徹三,田辺青蛙,黒史郎,松村進吉,黒木あるじ,円城塔,牧野修,岡本美月出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2011/04/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る