そこへ届くのは僕たちの声

作者:小路幸也新潮文庫
植物状態に陥った患者から、その家族にメッセージを届ける謎の人物。
また、誘拐後1日で解放される事件が日本全国で連続する。
この2つに共通して、「ハヤブサ」なる存在が明らかになる。
ハヤブサ」の存在を老刑事と新聞記者が追う。
一方、地震で家族を失ったかほりは、「空からの声」をおぼろげに聞いていた。
宇宙に興味のあるかほりは、同級生の倫志に連れられ、天文倶楽部のメンバーとなる。
次第に「空からの声」が鮮明に聞こえるようになったかほりに倫志は秘密を打ち明ける。


SFファンタジー少年少女小説といった感じで、出ている人は良い人ばかり。
話は面白かったが、「遠話」の仕組みがイマイチ伝わらず、クライマックスのスリルもわかりづらかった。


そこへ届くのは僕たちの声 (新潮文庫)

そこへ届くのは僕たちの声 (新潮文庫)