日本の未解決事件100

別冊宝島
既知の内容が多いが、この手の本はつい買ってしまう。
別冊宝島にしては680円と安い。
新たに知った情報としては以下。
八海事件で主犯となり、逆転無罪になった男性のその後。
複雑な表情で男性を見つめる住民の写真と、殺人未遂事件を起こし、若くして死亡。
戦後4件目の「死刑⇒無罪」の島田事件。
死刑囚として収監されていた様子が生々しい。

仙台の拘置所にいたある朝、僕の独房の扉がガチャリと開き、刑務官が入ってきた。死刑へのお迎えと思い、立とうと思っても腰が抜けて立てない。実際は隣の房の死刑囚へのお迎えだったのを、刑務官が間違えて僕の独房に来たのです。これを経験して僕の髪とまゆは恐怖で真っ白になってしまった。

足利事件のえん罪で釈放された菅谷さんは記憶に新しいが、同じ科学捜査で死刑執行された事件があった。
今ではえん罪で死刑執行されたと言われている。


旧石器ねつ造事件でスポットライトを浴びたゴッドハンド。
離婚、再婚をし、NPOで勤務するものの、精神を病み、解離性同一障害になった。
ねつ造のことはもう覚えていないらしい。


巻末には沖縄本島の北部にある人骨を放置している島の話が収録。
謎ときはされているが、何となく不気味。


日本の「未解決事件」100 (別冊宝島) (別冊宝島 1733 ノンフィクション)

日本の「未解決事件」100 (別冊宝島) (別冊宝島 1733 ノンフィクション)