あやまち

作者:沢村凜講談社文庫
主人公は都内の中小企業に勤めるOLで、平凡な日々を送っている。
エスカレータは使わず、階段を使うなど、通勤にこだわりを持っている。
同じ階段を使う男性にキャンディーを手渡したところから、交際が始まる。
だが、この男性に尾行がついていたり、電話を持っていないことに不信感を持つ。
男性を尾行していた男が主人公にまで尾行がつき、男性の正体が明らかになる。


普段の生活の何気ない景色を、こだわりをもって描いているのは面白かった。
でも、主人公の悩みもあまりにも些細すぎて、自分には合わなかった。
結末がタイトルの「あやまち」につながっているのだが、こんなんじゃ生き難いな。
さらっと読めるから悪くないけど、1年後には読んだことを忘れている。

あやまち (講談社文庫)

あやまち (講談社文庫)