RAVEN「The Pack is Back」

レイブンは80年代に活躍したイギリスのへヴィ・メタル・バンド。
ジョンとマークのギャラガー兄弟がギターとベース。
(ワッコ)ロブ・ハンターという狂人のようなルックスのドラマーの3ピースバンド。
「The Pack Is Back」はアメリカのメジャーレーベルと契約を結んだ直後の作品だ。
カバー曲もあるが、曲にバラエティがあり、いいと思った。
ヘビメタなのに、ホーンセクションを大胆に導入している曲があった。
リズムのキレは良いし、メロディアスなギターソロもあった。
オープニングの「The Pack Is back」や7曲目の「Don't Let It Die」はいい。
5曲目の「HYPERACTIVE」には一番驚かされた。ホーンをリフにしたメタルだ。
自分は文句なしに格好いいと思った。
でも、この作品は従来のファンに嫌われ、レイブンはメジャーの契約を失う。
まあ、売れる要素はそれほどなかったから仕方がないかもしれない。
それでも、B級メタルバンドがここまで個性的なアルバムを出したのは珍しい。


その後のレイブンの作品を聴いたが、1回聴いただけで「もういいや」と思った。
今でも、この作品だけはi-Tunesに入れているし、i-podで最近でも聴く。
なんとなく、自分の中限定での80年代の名盤だと思っている。


Pack Is Back

Pack Is Back