体力自慢

おそらく、高校生の頃が一番体力があったと思う。何をしても疲れなかった。
で、19の頃に肺結核に罹ったが、体力は落とすことはなかった。
退院直後に24時間リレーマラソンに巻き込まれ、深夜のパートを任された。
酒を飲みながら、大阪市立大学の陸上部員と二人で交替で6時間走った。
今から思えばこれが体力のピークだったような気がする。
翌日は脛に筋肉痛があった。これをきっかけに体力は徐々に下降線に向かっている。
就職してからは運動もせず、暴飲暴食の日々が続いた。
太る体質ではなかったので、運動もせずに、自堕落な生活が続いた。
ところが、30歳を過ぎるとお腹が出てきた。これは嫌だと思い、ジョギングを始めた。
すぐに膝と靭帯を痛めて、病院に行く羽目になった。
治療が終わってから、ジョギングを再開して、これも物足りないから水泳にチャレンジ。
泳ぐことは走ることより面白く、水泳にシフトした。体型は改善した。
東京に移ってからも、毎日走り、休みの日は泳いでいた。
でも、ジョギングは咳のために止めた。
水泳も原因不明の吐き気のため、ブランクが続いた。
今は吐き気がなくなり、体型にも変化はないから、週末の午前中はプールに行っている。
ただ、50分間で2000メートル泳いでいた体力はもう無くなっている。