インフルエンザと民主党

政権を取って5日が経つのに、鳩山代表はまだ総理大臣になっていない。
国会のスケジュールがあり、それに則っているのだろうが、拙速に思う。
政権交代したのだから、結果はすぐに求められる。
こんなのんびりとした展開でいいのだろうか?
民間の企業や組織では考えられない遅さだ。
インフルエンザはジャニーズのタレントにまで感染しているし、大流行を予感させる。
ワクチンの確保もままならないようだし、この辺の緊急対策をすぐに出せるとは思えない。
加えて、株価も下がっている。政権交代になれていない日本人は、すぐにじれるだろう。
でも、これをあおるのは、国民の声を代弁しているように装うマスコミだ。
政治の責任を追及するというのは、手っ取り早いし、国民の共感も得やすい。
考えてみたら、マスコミが時の政府の政策を称えたことはないし、キチンとも伝えていない。
批判をしているだけというのは言い過ぎかもしれないが、負の印象を与える方が多い。
不正や怠慢はきちんと知らしめてもらいたいが、立派な仕事は評価して報道してもらいたい。
日本の将来に対する不安は、誰もが持っている。
その不安の矛先を政治に誘導しているだけでは、弱い人間は不満を持つだけだ。
国の中枢で働く人の大半は、国を想って仕事をしているはずだ。
最近は足を引っ張っているのはマスコミの報道姿勢のような気もする。
100年後、バブル崩壊から現在までの20年は、歴史の教科書でどう綴られるのだろうか?