自己責任

北海道の山で、登山をしていた老人たちが遭難し、10人が死亡した。
ツアー会社の責任を問う声があるが、被害にあった老人達にはあまり同情できない。
2千メートルを超える山を登るということは、非日常の場に身を置くことだ。
そこでは、日常の営みの想像を超える事態が起きるということが想像できなかったのだろうか?
ツアー会社が大丈夫だと言ったから、そのまま登山を続けるのはあまりにも危機感がなさすぎる。
還暦も過ぎて、単なるツアーの一環だと考えていたのだとしたら、舐めていたとしか思えない。
遺族からしてみれば、やりきれない思いや責任を誰かに押しつけたくなるのはわかる。
でも、傍から見れば、間抜けな死に方だと思うな。登山は自己責任だ。
偽悪的だが、遭難時の混乱の様子を知りたいし、今後の戒めとなればと思う。
身近で登山をする人がいないから、全くの他人事なのだ。