阪神電車で戦争劇をする人
東京に来る前から、電車に乗る機会は少なかったが、強烈に印象に残った乗客がいた。
学生時代のことだけど、阪神電車に定期的に乗ることがあって、何度か目撃した。
彼は、電車の中で一人で戦争劇をするのだが、大声ですごい迫力があった。
一人で何役もこなし、爆音も再現していた。
ふと、WEBで調べてみようという気になった。彼は今どうしているのだろう?
最初に見つかったのは2ちゃんねるの過去ログ。
阪神電車で、戦争劇を一人でする男in軍事板
『
武庫川−鳴尾間あたりにて:
「中隊長殿!自分はもう歩けません!」
「馬鹿者!弱音を吐くやつがあるか!貴様、家族の顔が見たくないのか!
歩け!生きて祖国の土を踏むのだ!」
「中隊長殿!船が見えます!海軍さんの駆逐艦のようです!」
「助かった!おい、みんな!助かったぞ!!」
』
『
俺も阪神甲子園駅の会社の寮に住んでいた10年前、休みの日に梅田、三宮に
行く電車の中で何度も戦争くんに会いました。毎回レパートリーはちがってた
けど一人何役もこなしていた。
なかでも大和最後の出撃は感動ものです。
”目標捕捉 300 140度 次の目標 300 160度 いずれも大編隊!”
”グラマン5機 左30度 高度9度 40 右に進む!”
”グラマン2機 右20度 高度8度 40 突っ込んで来る!”
”敵は雷爆混合!”
こんな感じで緊迫した大和艦橋のやり取りをリアルに再現してくれました。
』
他には、
阪神電車で戦争の話?を語りながら歩く人を学生の頃見かけたのですが・・・
とYahoo知恵袋にもあったが、情報は少ない。
その後、彼がどうなったかというと、ここで書かれていた。
VOL.4 阪神電車の怪人
震災後も無事に生き残り、阪神大震災の寸劇をしていたようだ。