賃貸契約

来月、引っ越しをすることにしたのだが、今日その契約のため、不動産屋に行った。
書類にいくつも署名、捺印するのは今までの経験で、わかっていた。
だが、契約書を説明する宅建主任者には、こいつアホとちゃうかと思った。
ただ、契約条文を読んでいるだけで、漢字は読み間違えるし、すぐに詰まる。
自分は目で追って読んでいたのだが、すぐに遥か先まで読めたので、邪魔だった。
敷金は返しますが、退去時のリフォームの費用は借主の全額負担だよ。
火事や地震などで住居が壊れても、貸主は一切の保証はしませんよ。
カビや結露で自室が汚れても、借主の責任で修繕してくださいね。
要するに、これは借り手にとって不利な契約ばかりだけど、後で文句言うなよという内容だった。
後でごねるのを避けるために、私たち不動産屋はキチンと時間をとって説明しましたよという儀式なのだ。
1時間近く、ただ契約書を読み上げる宅建主任者に、「時間がもったいないから」と切り上げさせた。
賃貸マンションには退去時にトラブルが多いのだということはわかるが、週末に不毛な時間は苦痛だった。
結局、2時間以上も不動産屋で過ごすことになったのだが、ホンマに無駄な時間だった。