邪馬台洞の研究
作者:田中啓文|講談社文庫
民俗学研究会所属の女子高生、諸星比夏流の活躍を描いた「私立伝奇学園シリーズ」第2弾。
広大な敷地を持つ高校には「常世の森」があり、立入禁止となっていた。
そこに邪馬台国の財宝が眠ると聞き、民俗学研究会のメンバーは「常世の森」に侵入する。
ミステリアスな展開かと思えば、ダジャレやギャグが全編に溢れている。
主人公の比夏留は、古武道「独楽」の達人だが、大食いで見た目は普通だが、体重は200キロを超えている。
他のメンバーも女装していたり、髷を結って相撲とりのような風貌だったり、普通の人物は登場しない。
ストーリーはそれほど面白いわけではなく、少しふざけ過ぎの感がある。
でも、この作家の描くものは、なぜか憎めない。面白いわけでもないが。
好き嫌いの分かれる作家だと思う。自分は好きだけど。
- 作者: 田中啓文
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/13
- メディア: 文庫
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