オバマの演説

英語を聴きとるのはできないが、それでも熱意は伝わってきた。
演説の内容も劇的なフレーズはなかったが、希望を感じさせた。
こういう演説を見た後にいつも思うのは日本の政治家のプレゼン能力の低さだ。
首相の所信表明演説なんか、誰がやっても原稿を読んでいる。
日本語があいまいさを含んだ言語だと分かっているが、あれでは心に響かない。
言葉尻をとらえ、あげ足をとる人たちも多いから仕方がないのだろうな。
でも、日本の指導者の演説では、未来を託し、現在抱えている問題を共有しようという気持ちにはならない。
自分自身、政治家に何とかしてもらいたいと思うような危機に陥っているわけでもない。
それにもしそんな状態になったとしても、政治が解決してくれるとは思わない。
せめて近い将来に陥るであろう危機への警告だけでも発信してもらいたいものだ。