蓬莱洞の研究

作者:田中啓文講談社文庫

  • 文庫本裏書き

高校に入学したばかりの諸星比夏留は、女子ながら古武道(独楽)の達人。
吹奏楽部に入るつもりだったのになぜか奇妙な部活に入部し、不思議な事件に出会う。
伝奇、ミステリー、ユーモア、そして学園小説が合体した「私立伝奇学園高等学校民俗学研究会」シリーズが初めての文庫登場。

  • 感想

何となく雰囲気が高橋留美子の「うる星やつら」に似ていると思った。
主人公の比夏留は、大食いだが、ボーイッシュな体系で、痩せている。
「道の果物は陸奥だもの!」とか、おかしなTシャツを着ているが、武道の達人。
民俗学研究会のメンバーもひと癖ある連中ばかりだし、学校行事も変だ。
3篇の荒唐無稽な話が収録されているが、この人の話は自分的にはツボだ。

蓬莱洞の研究 (講談社文庫)

蓬莱洞の研究 (講談社文庫)