誰よりも強く抱きしめて

作者:新堂冬樹光文社文庫

  • あらすじ

水島月菜は児童専門の書店を経営し、夫は童話作家で結婚して8年。
だが、夫の良城は結婚1年後に強迫神経症を患い、セックスレスだった。
苦しむ夫を支える月菜の前に、克麻という美青年が現れる。
克麻はゲイだと告白するが、女性とのセックスにも興味を示す。
良城の病状は次第に悪化し、月菜は克麻の強引なアプローチに惹かれていく。

  • 感想

「白新堂」とジャンル分けされる作品だけど、正直面白くなかった。
「忘れ雪」や「ある愛の歌」もうんざりしたが、これはさらに甘ったるい。
恋愛小説を否定するわけではないが、こんなジャンルは他の作家に任せておけと思う。
とはいえ、最後まで読んだので、この作家の筆力は大したものだ。

誰よりもつよく抱きしめて (カッパノベルス)

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