モビィ・ドール

作者:熊谷達也集英社文庫

  • あらすじ

東京から200キロ南に位置する厳倉島は、イルカの棲息する観光スポットだった。
この島で、イルカの行動を研究する比嘉涼子は、シャチの姿を確認し、警戒する。
新たに雇用したダイバーの葛西は、女性スタッフをたらしこみ、頭痛の種になっていた。
紛れ込んだシャチはイルカを攻撃し始め、涼子は対応を迫られることになる。
島民はシャチの駆除を主張するが、国際的にシャチを殺すことは禁じられていた。
涼子が島を離れている間に、島民たちはイルカを攻撃するシャチを捕獲してしまう。
涼子はシャチを助けるため、葛西とともに真夜中の海に乗り出す。

  • 感想

あまり期待をしないで読んだが、なかなか面白かった。
ただ、イルカやシャチの行動より、涼子と葛西の恋愛関係に比重がかかっている。
恋愛小説としては中途半端だけど、悪くはない。

モビィ・ドール (集英社文庫)

モビィ・ドール (集英社文庫)