ガソリン値上げ

暫定税率が廃止となり、ガソリンが以前より値上げとなった。
自分は車を運転しないので、贅沢をしている連中からは税金を取ればいいと思う。
だが、運送業などにも影響があり、めぐり巡って自分にも影響は出てくるだろう。
ガソリン以外では食料品の値上げもあり、加えて後期高齢者の医療負担が増える。
お年寄り達は不安で仕方がないだろう。で、山口の補選の結果が如実に現れた。
団塊の世代までは、こうやって国に対してNOを言うことができるだろう。
まだ、文句を言えば、国が何とかしてくれるという気楽な考えでいても、そのまま死ねるから。
でも、それより下の、同世代で団結したことも無い世代は、個人で自衛しようとする。
少子高齢化が進み、自分達が十分な福祉を受けることができないことは仕方が無いと諦念の気持ちでいる。
終身雇用で、年が上がるにつれ、右肩上りで給料が上がるなんて企業も昭和の時代になくなった。
大企業のサラリーマンでも将来設計は描けなくなっている。
だから車を買わない。海外旅行もしない。その分、貯蓄に回す。
若い人が、無駄な金は使わないというのはある意味当然の帰結とも言える。
それでも老後を過ごす金が貯まらない人は大勢出てくる。行き着く先はせいぜい苦しまずに逝く自殺。
今、硫化水素で問題になっているが、レミングのネズミのように自殺が加速し、安楽死法案が可決される。
そんな暗い将来だけは、安易に想像することができる。