くいだおれ閉店

くいだおれが7月上旬で閉店するというニュースを聞いた。
通天閣、グリコの看板、かに道楽のカニと並び、ランドマークだったので寂しい思いだ。
洋食のコースから、和食、寿司、鍋料理まで何でもあったし、不味くはなかった。
でも、また食べたいというほどでもないし、値段はそこそこ高かった。
実際、自分が大阪に住んでいた頃、くいだおれで食事をしたのは3回だけだ。
それも、地方から出てきた知人にどうしてもとせがまれ、店に入った。
何でもありというのは、便利かもしれないが、大阪人はほんまに美味しくないと満足しない。
値段は安ければそれに越したことはないけど、何度でも食べたいと思わせないとダメだ。
それでもなくなってしまうのは寂しいな。閉店までに行きたいけど、盆まで大阪に戻る予定はない。
くいだおれ太郎はどうなるのか心配だが、近くのどこかで残るだろうな。
また、大阪に戻るたびに残念に思うのは、ミナミに自転車がやたらと増えたことだ。
これはテナントビルに店子が入らず、ワンルームマンションへの建て替えが増えたせいだ。
自分が本町に住んでいた頃は、マンションなんてほとんどなかった。
でも、帰省するたびにマンションが増えている。船場から心斎橋一帯も雰囲気が変わった。
いずれ大阪に戻ろうとは思うが、そのとき、住みたいと思う場所は残っているだろうか?