流行り歌に隠されたタブー事件史
別冊宝島編
この本は放送禁止になった歌を必ずしも取り上げているわけではない。
むしろ今でも聴くことができるが、発表当時に何らかの波紋を呼んだ歌や歌手を取り上げている。
- 美輪明宏が歌った「ヨイトマケの唄」をカバーするゲイ疑惑の歌手達
- 西城秀樹の「ブーツを脱いで朝食を」のライターのアクションをまねた小学生が家を燃やした話
- 公害、残留孤児、集団離村などを歌った社会派歌謡曲
- 頭脳警察のPANTAが語る「赤軍」との因縁
- 高倉健、鶴田浩二、渡哲也が歌ったヤクザ唄の世界
- 喜納昌吉の「ハイサイおじさん」が生まれた背景にある惨殺事件
- 「カバーズ」発表を拒否された忌野清志郎がタイマーズとして活動した経緯
- 桑田圭祐の「すべての歌に懺悔しな!!」に激怒した長渕剛
- 少女隊が受け入れられなかった背景にジャニーズの圧力
- 氷室京介が封印したBOOWY前史「スピニッヂ・パワー」
- キワモノ扱いで紅白歌合戦に出場できなかった大ヒット曲
- 愛人殺害事件を起こし、芸能界から永久追放された克美しげる
- レズビアン・スキャンダルで芸能界を去った佐良直美
- 失神パフォーマンスで一躍人気となったオックスのその後
- 家出や蒸発を助長するとして要注意指定を受けた「蒸発のブルース」
一つの歌や事件が歌手自身や世間に与えた影響に言及し、面白い内容となっている。
当時の写真をふんだんにつかっているのも興味をそそる。
流行り歌に隠されたタブー事件史 (別冊宝島 1499 カルチャー&スポーツ)
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/01/19
- メディア: 単行本
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