バービーボーイズ

先日、渋谷のHMVバービーボーイズのCDを発見したので、衝動買い。
80年代中盤から90年代前半に活動したバンドで、男女のツインボーカルが特徴だった。
同時期にBOOWYレベッカが流行っていたが、自分はバービーボーイズが一番好きだった。
自分は特にイマサのギターの音が好きだった。よく家でコピーしたものだった。
アルペジオとエコーを効かせた音色は今聴いても古さを感じることはない。
ちょっとエッチな歌詞と、透明感溢れるギターは、何故か強烈に夜を感じさせる。
今回購入したのは、「Freebee」から「√5」までの4枚。デビュー作の「1st Option」は見つからなかった。
2作目の「Freebee」はこのバンドの最高傑作で、「負けるもんか」と「チャンス到来」といった代表作が収録されている。
他にも良い曲が揃っていて、「midnight peepin'」や「ダメージ」は名曲だと思う。
3作目の「3rd.BREAK」は「離れろよ」「どんなもんだいッ」「なんだったんだ?7DAYS」という佳曲はある。
スピード感があり、演奏も向上しているが、少し印象が弱い。
4作目の「Listen!」はおそらく一番メジャーな作品。「泣いたままでListen to me」「女ぎつねon the Run」収録。
「Freebee」と同じくらいのクオリティの高い曲が揃っている。「ごめんなさい」「ナイーブ」は久々に聴いたけど良い。
5作目の「√5」は当時から印象は残ってなくて、今聴いても、それほどいいとは思わなかった。ギターもイマイチ。
このバンドの不思議なところは、良い曲を出しているのに、フォロワーが出現しなかったことだ。
「Freebee」と「Listen!」なんか名曲の宝庫なのに、カバーするバンドも出てこない。
BOOWYもどき、レベッカみたいな歌い方をするバンドは90年代に大量に出現した。J-Popって言葉も生まれた。
でも、バービーボーイズのようなバンドは未だに現れない。それだけに今でも色褪せることはない。